芸能人のチュートリアル徳井さんが確定申告の申告漏れのため、多くの税金を払っていなかったことが問題になっていました。
しかしながら、この収入を申告して税金を支払うという制度自体に問題があるような気がしてなりません。
いっそ、税金の支払いはすべて自動化して、申告が必要ない社会を実現できないか考えてみました。
そもそもなぜ申告が必要なのでしょうか?
・正確な収入が分からないから
副業をやっていない普通の会社員であれば、会社からの毎月の給料のみが収入となるので分かりやすいのですが、自営業などの場合はお客さんから銀行振込で報酬をもらうこともあれば、現金手渡しの場合もあります。
それらの収入を外部から把握するのは現状不可能とは言いませんが、非常に困難です。
ですので自分で収入を申告するのは合理的ではあります。
・経費などが分からないから
貰ったお金すべてが所得になるわけではありません、もらったお金から経費を引いたものが所得になります。
一体何をどれくらい経費にしたのか?これも申告しないと分かりませんよね。
じゃあ、申告自動化なんてできないんじゃないか…
と思うかもしれませんが、私は今の技術で十分可能と考えています。
ではどうすればいいのか?
・完全キャッシュレス化
まずこれが大前提です。
自由に個人で手渡しできる現金が存在していては申告の自動化などは不可能といってもいいです。
クレジットカードや銀行振込、電子マネーなどなんでもよいのですが、とにかくだれがいついくら何に使ったかを完璧に記録していく必要があります。
それができれば申告自動化への第一歩を歩むことができます。
・マイナンバーとの紐付け
いつ誰に何のためにいくらもらい、いつ誰に何のためにいくら支払ったかそれらすべてをマイナンバーと紐づけます。
そうすることでマイナンバーに個人のお金に関する情報がすべて集約されるわけです。
・経費ボタンの追加
以上のことができても、買ったものが経費なのか、そうでないのかは本人にしか分かりません
ですので、ここだけは手動で決めてあげる必要があります。
例えば何か買い物をして、レジで支払う場合、レジにある経費というボタンを押すと、買ったものが経費として処理される。といった具合ですね。
もちろん人間ですから押し忘れも起こります。なので後で修正できる仕組みも必要になります。
修正する場合のみ申告というパターンになるのかもしれません。
これらのことができれば、申告自動化は実現可能だと考えています。
現在の申告制度では確定申告を行うためだけにたくさんの時間とお金が消費され続けています。
そして使ったお金は税理士などの給料に、時間については何も生みだしません。
この時間が自由に使えるようになれば、生産性が上がり、労働時間が減る未来がやってくるかもしれませんね。
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