首都圏で最低賃金1000円超え…なのに時給100円以下で働くクラウドワーカーの実態

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東京や神奈川など、首都圏で最低賃金が1000円を超えてきました。企業側からすると人件費が無条件に上がってしまったので、ほかで埋め合わせをするしかありません。効率化、自動化色々な手段を講じて利益を上げようとしています。労働者側からすると嬉しい事です、今までと同じ仕事で給料がUPするわけですから。
しかし、そんな中、時給100円以下で働いている人たちがいます。
なぜそんなことになっているのか、説明致します。

・そもそもクラウドワーカーって何?
ランサーズやクラウドワークスなどの、クラウドソーシングサイトで仕事を受注して働く人たちの事です。基本的に在宅で働き、ネット上で完結する仕事が多いので会社に通うことなく、お金を稼げる手段として注目されています。
ランサーズ
クラウドワークス

・なんでそんな安い仕事があるの?
ほとんどの仕事が成果報酬制だからです。
会社で働いている場合のように時給いくらではなく、今仕事をやったらいくらという風に値段が決まっています。なので、仕事をやるのにかかる時間に対して報酬が安いと時給換算で100円以下ということもよくあります。

・なんでそんな安い仕事を受けるのか?
実績が欲しい、もしくは少しでもいいから金が欲しいからです。
私も過去に時給換算で50円の仕事を受けたことがあります、絵コンテ10枚で500円程でした。
その時はとにかく次の仕事につなげるために実績が欲しかったのですが、いまではその認識が間違っていたかもしれないと思っています。

・時給100円以下で生活できるのか?
できません、なので、副業としてやっている方がほとんどです。
専業にする場合は常に時給換算して生活していけるのか考えないと詰みます。

・発注側のメリットは?
通常時給1000円以上はらってやってもらえる仕事を、時給100円以下でやってもらえるのでめちゃくちゃ利益率が高いです。

・発注側のデメリットは?
仕事をバックレる人が多いことです。
時給100円以下の仕事を受注するワーカーは実績がほとんどなく、初めて仕事を受ける方もいます。
こんな仕事たいしたことないだろうと受けても、意外とめんどうで時間がかかり、嫌になってアカウントを削除されてしまえばそれで終了です。

・どんな仕事があるの?
時給100円以下の仕事は誰でもできるが時間がかかる仕事がおおいです。
例えば流行りそうな商品のリサーチという仕事があります。クライアント側が若者に人気、単価が安い、多くの人が使っているがまだメディアに出ていない…など色々な条件をだし、それに合致する商品をネット検索でみつけて報告すると1件数十円もらえるといったものや
自分の過去の体験談を記事にして納品するといったものです。
ほかにもいろいろあります。専門知識が必要なことなども以上に安い金額で募集されています。

・クラウドワーカーだけでは生活できないの?
専門知識やスキルがあり、頑張ればできます。
例えば私はイラストやシナリオ、動画の仕事を受注しており。
特に動画の仕事は時給換算すれば2000円くらいになります。
逆に誰でもできることであれば時給はめちゃくちゃ低くなります。

もし、これからクラウドソーシングを初めて見ようという方で何の専門知識、スキルもない方は最低限、動画編集ができるようになっておいた方が良いと思います。
動画編集はyoutuber程度の編集であれば全く知識のない状態から独学で1か月ほどでできるようになります。動画編集ソフトもフリーのもの(AviUtl)で十分です。

・なんで普通に会社で働かないの?
会社で働くのが苦痛だからです。
通勤、人間関係、終わらない仕事、飲み会、残業、休日出勤、会社で働いていれば避けられない嫌なことがたくさんあります。別にできないわけではありません、でも生きるために仕方なく嫌なことも受け入れなければならないのがたまらなく嫌なんです。
もちろん会社にもメリットがあります、所属しているだけでまとまったお金を定期的にもらえるというのはフリーランスの私にはうらやましいことです。

・ずっとクラウドワーカーとして生きるのか?
クラウドソーシングは副業として、youtubeやブログなどの広告収入をメインに稼いでいきたいと考えています。
なぜならクラウドソーシングもほとんどの仕事は会社と同じく人にお願いされて人とコミュニケーションを取りながら進めていくことは変わりません。
そこにストレスは確実に発生します。
ですので、そのようなストレスの発生しない、youtubeやブログのアフィリエイト収入というのは非常に魅力的です。かといって、自分の好きでもないことや興味のないことを動画や記事にしたりするのも苦痛ですので、自分のやりたい事で視聴者数やアクセス数を稼ぐ方法を試行錯誤している段階ですね。

現在は昔と違ってお金を稼ぐ方法も多様化しています。会社も手段の一つと割り切り、いろいろと方法を模索してみるのもありだと思いますよ。

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