マイナンバーカード所得のメリットとデメリットを簡単解説

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国家公務員の方にマイナンバーカード未所得の理由を記載する書類が配られ、家族を含めた全員の未所得理由を書かなければいけなくなったというニュースが話題になっています。
任意のはずのマイナンバーカードの所得を強要されたとして不満を持つ人も多くいるようです。
そもそもマイナンバーカードを持つことでどんなメリットがあってどんなデメリットがあるのか十分に理解されていない状況ではないかと思います。
そこでマイナンバーカード所得のメリットとデメリットについてまとめてみました。

メリット

・確定申告が自宅でできる
マイナンバーカードとカードリーダーがあれば確定申告が自宅できるようになります。
以前はこちらが最大のメリットでしたが、2019年1月からマイナンバーカードを必要としないID・パスワード方式での利用も可能になりましたので、マイナンバーカード独自のメリットとはいいがたいのが現状です。
しかし、ID・パスワード方式は暫定処置とも言われているので将来的にはできなくなる可能性もあります。

・身分証明書代わりに使える
免許証や保険証などと同じように身分証明書代わりに利用できます。
しかし、免許証と保険証を両方持っていない人はいないと思われるので、独自のメリットとはいいがたいです。

・コンビニで住民票、印鑑登録証明書を発行できる
コンビニにある機械に通せば住民票や印鑑登録証明書など公的な書類を発行できます。
他に代替手段のない唯一のメリットかもしれません。
ただし地方などは対応していない店舗もあるのが現状です。

・将来的に行政手続きや銀行取引などに使えるようになる
あくまで将来の話ですが、市役所の手続きや銀行などに利用できるようになるそうです。
しかしいつになるかは具体的には分かりませんので今すぐ発行する理由としては弱いです。

デメリット

・更新しなければならない
20歳未満は発行して5回目の誕生日、20歳以上は10回目の誕生日までと有効期限が決められています。有効期限が切れれば当然更新が必要です。その場合はわざわざ市役所に出向かなければならないというめんどくさい作業が発生します。
更新手数料については無料とされていますが、各市町村によって見解が異なる可能性があるので調べてみる事をお勧めします。

・紛失したら再交付に1000円かかる
初回の交付と更新は無料でも、紛失した場合には再交付手数料が1000円かかります。
紛失しないように気を遣う必要があります。

・セキュリティリスクがある
2018年には約240万件のマイナンバーの情報が漏洩するという事件がありました。
国がマイナンバー業務を業務委託した会社がさらに他の会社に再委託したことが原因だそうです。
国の施策といえど管理しているのは人です、とはいえ許されないことですね。

・かさばる
財布に入れておくカードが1枚増えることになります、カードの厚みはクレジットカードと同じくらいですので1枚増えるのは結構じゃまです。

・発行するのがめんどくさい
結局これです、マイナンバーカードを発行するために役所に2回出向く、これだけでもうめんどくさいです。メリットを感じられない人は発行する理由がありませんよね。

以上がマイナンバーカードのメリットとデメリットになります。
ちなみに私はマイナンバーカードを持っています。理由は確定申告が楽になるからです。
ですが今ではマイナンバーカードがなくてもネットで確定申告ができるのでそのメリットも薄まってきました。
もし会社などでマイナンバーカードを持たない理由を聞かれた時の参考にでもして頂ければと思います。

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