パイオニア製BDドライブBDR-208を修理してみた

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BDドライブ修理
昔から使っているBDドライブが地味に故障していたので
今回はその修理内容を記事にします。

・どんなドライブなの?
2013年製造のパイオニア製のBDドライブです。
この記事を書いているのは2024年ですので、11年前のかなり古いものです。

・どういう症状が出たの?
OPENボタンを押しても、うなるだけでトレイが開かず
10回以上それを繰り返してやっと開くという症状です。
調べてみると、この症状はパイオニア製ドライブの持病らしいです。

・どうやって修理したの?
ドライブ内部にダイソーで100円で売っている、とじ穴補修シールを3枚貼るだけで直りました。
少し高いですがアマゾンでも同様の物が売っています
https://amzn.to/4cxgUPz

故障の原因
ドライブの内部にあるDiscを固定するための部品のモーターが消耗し、力が弱くなったために起こる現象らしいです。

磁石の力でディスクを固定するこの仕組みは、ディスクが存在しない状態だと磁石と鉄の距離が近く、貼り付く力が強くなるので、それを引きはがすためのモーターのパワーが落ちると
モーターがうなるだけでトレイが取り出せなくなります。

引きはがす→トレイを空けるの順番で動く装置なので、最初の引きはがすの工程がうまくいかないとトレイが開かなくなるということです。

それでも何度も取り出そうとしているうちに鉄と磁石の固着が緩んで取り出せるようになります。
でもそれでは不便すぎるので鉄と磁石の間にテープを貼って隙間を拡大することで
貼り付く力を減らして引きはがしやすくしようというのが今回の修理内容です。
BDD1

ではここから詳しい修理方法を説明していきます

1.ドライブを取り外す

PCからドライブを取り外します
サイドにケース固定用のレールがついたままでも問題ありません

2. ドライブのネジを外す
※開けてしまうと保証対象外になるらしいのでご注意下さい
ドライブについている6本のネジを外します
+ドライバーなので一般的なドライバーセットがあれば十分です
https://amzn.to/3XUIsKu
BDD2
3. ドライブのカバーを開く
ドライブをパカッと上下に開きます
手動でトレイを開いておくと開けやすいと思います。
ツメの構造などに注意して折らないようにしましょう
BDD3

4. スピンドル部分にシールを貼り付ける
とじ穴補修シールを3枚(0.06mm x 3 =0.18mm)スピンドルの中心に貼り付けます
シールの方がサイズが大きいですが、綿棒などで圧着すればそれなりに綺麗に晴れます
私は少しシワを作ってしまいましたが、問題ありませんでした。
BDD45. 組み立てて動作確認する
元通り組み立ててちゃんとトレイが開くか、Discを読み込めるか、確認します。
トレイが開かなかった場合、さらに重ねるテープを追加すれば解消されると思います。

問題なく動くことが確認できれば修理完了です

※構造上はテープ部分はDiscに接触しないはずなので問題はないはずですが、修理は自己責任でお願いします。
BDD5

参考サイト
【自作PC】PIONEERのBD-RドライブとDVD-Rドライブのトレーが出てこないのを直す。
https://ameblo.jp/tatkyou/entry-12715244549.html

パイオニアのブルーレイを修理する~トレイが開かない問題の対処
https://souzouno-yakata.com/2016/01/24/15716/

#48 光学ドライブのイジェクト不良メンテナンンス
https://bcat314.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

以上、BDドライブの修理の解説でした
壊れたものを修理して低コストで使い続けるのは節約にもなるので
修理コストと見合う場合ならぜひ試して、余計な出費を節約頂ければ幸いです

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