【左手デバイス修理】Koolertronのメカニカルスイッチを交換してチャタリングを修理してみた

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左手デバイス修理

アマゾンで購入し4年程使用していた左手デバイスKoolertron 片手キーボードのキーが故障したので直しました
とても簡単な修理ですが、あきらめている方も多そうなので記事にします

・壊れた左手デバイスって?
こちらの中国製の23キー”Koolertron 片手キーボード”です
https://amzn.to/408zsRh

8000円程とそれなりに高価ですが耐久性のあるメカニカルキーそれぞれに好きなキーを割り当てでき、マクロ機能もあるので
使いこなせば動画の編集やイラスト作成などで非常に役立ちました。
ただし、現状マウスのクリックを直接割り当てることはできないので、他のソフト(AutoHotkey等)で疑似的に対応させるなどの工夫が必要です。

壊れた部分は右下にある横長のキーです
押しても反応しなかったり2回勝手に反応するチャタリングの症状が出ました
動画編集作業で一番使用するスペースキーを登録しているため最初に故障したようです。

・修理に必要な道具
・はんだこて
・ハンダ
・ハンダ吸出し機
・ドライバー

一般的なハンダを使った修理道具ですが、セットで買うと2000円くらいで揃うので買い替えるよりコスパはいいと思います

ハンダ作業セット
https://amzn.to/3Wbv6HO

そして交換用のキースイッチも必要です
元からついていたものはOUTEMU製の赤軸でしたが
https://amzn.to/4fR77ot

私は以前アケコンのボタン改造で利用した反応の良いAKKO銀軸があったのでそちらを使用することにしました


もう販売停止っぽいのでリンク先は別の似たようなものです
https://amzn.to/4acEalN

元々ついていたものにあった基板に刺さる2本の細い棒はありませんが、センターの棒とハンダで固定されるので問題ないはずです
1個100円もしない部品ですが元々キーボード用のスイッチなので36個セットで売ってたりします

・修理方法
キースイッチを取り外して新しいものをハンダで付けるだけです

1.本体の分解
5本あるネジを外して本体を分解します
コスト削減のためか両切りのネジ穴をネジで挟み込む変わった構造になっていました
空回りする可能性があるのであまり締め付けすぎない方が良さそうです。

2. キースイッチの取り外し
故障したキースイッチの二カ所のハンダをハンダで熱して溶かしながらハンダ吸い取り機で吸い取ったあと、ドライバーなどでセンターの出っ張った部品を裏から押し込むことで外せます。
吸い取って外す
3. 新しいキースイッチの取り付け
新しいキースイッチを元のスイッチが入っていた場所にしっかり押し付けて固定し
ハンダで足(端子)を固定しましょう
簡単に外れないように他のキーと同じレベルまでハンダを盛っておきます
ハンダから流れ出した液体で基板が少し汚れましたが動作には影響しないはずなのでそのままにしました。
押し込みハンダ付け
4. 分解した本体を元通り組み立てる
以上で修理完了です。
そんなに細かい作業は必要ないので作業時間は30分もかからないと思います。
組み立て

・スイッチ交換後どうなったの?
反応しなかったりチャタリングを起こすことなく、正常に使えるようになりました
ただし、元からついていた赤軸より押し込みの深さも反応するポイントも変わっていますし
以前よりバネも固くなったせいでしっかりした押し心地になります。

使っていればそれにもすぐ慣れますし、また壊れたらどんどんこの銀軸に交換していく予定なので問題ありません。

以上、左手デバイスの修理でした
メカニカルスイッチの耐久性は公称5000万回ととんでもない数ですが、個体差もありますし意外と壊れます。
修理費用は100円程と格安ですし、マウスなどに使われる小さなマイクロスイッチの交換よりはんだ付けもしやすく簡単です。
買い換えるよりずっと安上がりなのでメカニカルスイッチが使われているデバイスを愛用している方はぜひ試してみて下さい、ただし、保証外の行為だと思うのでくれぐれも自己責任でお願いします。

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