以前Linuxを入れたノートPC、X200MAの無線通信速度に不満が出てきたので1000円程の出費で爆速化したことを記事にします
・どうして改造したの?
以前こちらの記事でLinuxを入れた2014年発売のASUS製。低価格ノートPC、X200MAを無線LAN接続で使ったところ、Linuxとの相性が悪かったのか、とんでもなく通信速度が遅くなったからです。
どれくらい遅いのかというと。
有線だと下りで94Mbps、上りで91Mbps程の速度が出るのに
無線だと下りで3Mbps、上りで11Mbps程と、動画をまともに見られないくらいの速度になります。
OSをLinuxにする前のwindows8の状態では40Mbps程の速度は出ていた記憶があるので、驚きの遅さですね
そこで原因を調査したところ、使用しているネットワークカードとLinuxの相性が悪いのかもしれないという情報にたどり着きました
・どのネットワークカードに交換したの?
こちらのLaptopdiyparts AR5B22というネットワークカードです
https://amzn.to/3DnQ9AT
価格.comのレビューからこのカードが相性が良いという情報を手に入れ
https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000014004/SortID=18723730/
出来ればアンテナ付きのものが欲しかったのでアリエクでアンテナ付きのものを1200円程で購入しました。
二つ並んだ画像は
左側が元から入っていたもので
右側が新たに購入したものです
・どうやって交換したの?
1.PCの分解
背面の9カ所のネジを外します、上2カ所はゴム足に隠れているのでペンチなどで引っぱって外しましょう
内部は爪で固定されているので
車の内装剥がしや使わないプラスチック製のカードなどを使ってこじ開けていきます
内装剥がし
https://amzn.to/4btM2Qg
コネクタは外さなくても問題ないので無理な力をかけないように慎重に開きましょう
2.ネットワークカードの交換
あとは旧カードを外して新カードを取り付けるだけです
旧カードはネジ1本で止まっていましたが、新カードは2本のネジで固定しています
また、旧カードは左側にのみアンテナがついていましたが、新カードを取り付けた後右側のアンテナも追加して付属の両面テープでHDDの上(写真は改造してSSDにしている)に貼り付けておきました、これが正解なのかは分かりませんが内部の部品には干渉せず正常に機能しています。
カードを交換した後は元通り組み上げるだけですが、ネジを締める前に動作確認しておくと安心です。
以上がネットワークカードの交換方法になります。
・交換した結果どれくらい速くなったの?
無線速度は約36倍、Bluetooth機能も問題なく使えます
ただし、wifi2.4G帯と5G帯両方が使えるのですが
wifi2.4G帯とブルートゥース機器を同時に使った場合、電波干渉して速度の低下が起きるみたいです。
下記に結果をまとめます。
旧カード(5G、Bluetoothは使用不可)
有線 下り94Mbps、上り91Mbps
無線(2.4G) 下り 3Mbps、上り11Mbps
新カード
有線 下り96Mbps、上り86Mbps
無線(2.4G) 下り 54Mbps、上り30Mbps
+Bluetooth下り 13Mbps、上り4Mbps
無線(5G) 下り 108Mbps、上り98Mbps
(Bluetoothを使っても変化なし)
以上のようにwifi速度が劇的に改善し、特に5G帯を利用することで有線同等以上の速度を出すことができました。
千円程の出費でここまでの効果を得られるので、コスパはいいと思います。
ちなみにネットワークカード交換後はドライバのインストールなどの操作は必要なく、勝手に動くようになるのでご安心下さい。
コメント