4月も終わりに近づき、4月に入社した新入社員は会社の事が少しづつ分かってくる頃ではないでしょうか。会社の仕事内容、人間関係、通勤状況など色々とこの会社を続けていって自分は幸せになれるかどうかを判断できる良いタイミングだと思います。
中には、このままこの会社で働きたくないと思う方もいると思います。私もそうでした。そしてその状況がこれからずっと変わらないと判断できるのであれば辞めてしまうのもありだと思います。
なぜなら、辞める準備が簡単で、再就職もしやすいからです。
もし会社にある程度勤めて自分の担当する仕事をこなせる様になってから辞める場合は、引き継ぎ資料やマニュアルの作成、後任の担当者への引き継ぎ業務、関係者への挨拶などなど、やめるのにたくさんの準備が必要になります。会社に辞意を伝えてから3ヶ月程かかってしまう場合もあるでしょう。その期間は本当にしんどいと思います。人間関係の良い会社であればまだいいのですが、そうでない会社であれば、その期間はムチャな業務を押し付けられたり連日残業なんてこともあるかも知れません。
最悪なのが退職したあとも電話が頻繁にかかってきたりして、無償で働かされるのと同じような状況になることです。着信拒否して無視したいものですが、個人情報が握られている状態ですのであまりにひどい対応をすると報復を受ける可能性もあります。そんな会社は少ないとは思いますが世の中には色々な会社があります、ないとも言えません。
しかし、入社して間もないタイミングであればそんなことを気にする必要はありません。担当している業務もないでしょうから引き継ぐ内容もありませんし、人脈も築いていませんので挨拶するべき人も少ないでしょう。有休も発生していませんので有給消化する必要もなく、社内規則に合わせてすぐに会社を辞められるはずです。法律では2週間前に辞意を伝えれば辞められますが、短い間といえども世話になった会社です。社内規則は守りましょう。上記の場合と違って退職までこき使われることもなく、ゆったり過ごせるはずです。新しいことを覚える必要もありませんから。その間ゆっくり次の就職先でも探しましょう。
就職先を探すのもそこまで苦労はしないと思います。前職の経験に縛られることもなく、若さで勝負ができますから。そんなすぐ辞めてしまったら職歴に響いて再就職厳しいんじゃないか?と思う方もいると思いますが、意外となんとかなるものです。なにせ会社をすぐやめられる決断力と行動力はあると思いますので、対策をバッチリ行って前より自分に合った会社を選ぶことです。もちろん起業の選択肢もあります。同じ失敗を繰り返さないようじっくり考えればいいのです。
少なくとも私の周りでは会社が合わなくてすぐ辞めた人のほうが、嫌な会社をずっと勤めている人より幸せに見えます。確かに同じ会社にずっといるほうが昇給麺では有利で生涯年収は高くなる傾向にあるかも知れません。しかし、QOL(クオリティー・オブ・ライフ)の視点で見るとどうでしょうか、高い給料がもらえるからと嫌な会社にしがみついて休日以外はつらい日常を過ごしていては生活のクオリティは低いままです。多少給料が安くても自分のしたいこと、少なくてもやっていてそこまで嫌じゃやないことを仕事にしましょう。
退職も社員の権利です、有効に活用して幸せな人生を掴みましょう。
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