現在の日本では、フリーランスと比べて会社勤めをしている方が圧倒的に多いのではないでしょうか。近年になってフリーランス人口が増えているといわれていますが、それでも10人中9人が会社勤めという現状です。ちなみにアメリカで会社勤めは3人に2人くらいだそうです。
では、なぜ日本でここまで会社勤めの比率が多いのか、やはりメリットがあるからでしょう。ある程度予測はつきますが、私がフリーランスになってあらためて実感した会社勤めメリットがこちらです。
・仕事しなくても金がもらえる
いや、会社は仕事するところだろ?何言ってるんだ?と思う方も多いと思います。そんな方はまじめに働いている良い方です。では、なぜこう思ったのか?
多くの会社は仕事の出来にかかわらず、在籍しているだけで給料がもらえるからです。仕事を覚えない新人、仕事中にゲームしてサボりまくるベテラン、ぐっすり眠る管理職。
みんな会社から給料をもらえます。もちろんほかの社員などから非難されたり、人事評価が落ちたりといったことはあるでしょうが、クビにならない限り給料がもらえます。
大きい会社になるほどこういった社員は一定数存在します。それでもなかなかクビになることはないと思います。悪い噂をされても負けない強い心を持っていれば、仕事をしなくてもお金がもらえるのです。
他にも、もし会社自体に仕事が無くなり、本当に暇になったとしても会社が無くならない限り給料はもらえます。
フリーランスでは仕事をしないとお金になりません、受注がなくなったり、体や精神に何かあって仕事ができなくなったら休職制度もないので無収入になります。
ここは会社勤めがうらやましくなります。
・仕事を分担できる
会社には営業、販売、開発など様々な部署があり、それぞれが担当分野を任されています。営業スキルが全くなくても開発はできますし、その逆もしかりです。ところがフリーランスの場合、すべてを一手に引き受けなければなりません、もしできないことがあれば外注に交渉して頼む必要があります。そして責任はすべて自分持ちです。全くできない、やりたくない分野がある場合はフリーランス生活はきついものになります。
・社会的信用を得られる
会社で働いていればそれだけで、クレジットカードやローンの申し込みで、職業会社員を名乗れます。それだけで、審査を通りやすくなるほど会社勤めの社会的信用は高いのです。
しかし、フリーランスの場合は自営業と書かなくてはなりませんこの場合、審査を通る確率は大幅に落ちると思っていいと思います。
他にも婚活にも不利になることが予想されます。フリーランスの結婚相手を受け入れる両親はすくないでしょう。
つまり、現在会社勤めをしていて、将来フリーランスになりたい方はその前にクレジットカードを作ったり、結婚したり、できることをやっておくことをお勧めします。
・福利厚生がある
住宅手当や通勤手当、有休、育児休暇
会社員であれば当たり前にあったものがフリーランスにはありません。
せいぜい経費にできるくらいです。
・経費が会社持ち
会社で使うPCや社用車、文房具、制服、まともな会社であればすべて会社持ちのはずです。
これらは意外と高額です。フリーランスではすべて自分で用意しないといけません、もちろんその分利益がへりますから、何を買うのか検討し、意外と時間がかかってしまうものです。
こういった作業のめんどくささもあるのがフリーランスです。
他にも色々あると思いますが、上記のように会社勤めにはメリットがいっぱいです。
しかしそれでも私はフリーランス生活を続けます
会社に行かなくていい、それに勝るメリットはないと考えているからです。
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