VRで節約?バーチャルマーケットに見る節約の可能性

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バーチャルマーケットをご存じでしょうか? VR空間上に自作アバターやオブジェクトなどの販売するブースを設置し、客は自由に会場であるVRワールドに立ち入り、気に入ったものがあればブラウザで販売ページに行き、購入するというイベントです。
非常に作りこまれたVR空間がいくつもあるので見て回るだけで楽しめます。私もせっかくなので見て回りましたが、リアルにその辺を散歩するより刺激的でとても楽しめました。

バーチャルマーケット
https://www.v-market.work/

第三弾であるバーチャルマーケット3が昨日まで開催されていました。
会場は6種のコンセプトに分かれた全15会場、様々なオブジェクトと店舗、キャラクターなどが並び雰囲気のあったBGMとアナウンスやキャラクターの話し声などが聞こえてきます。
VRchatという無料のソフトをインストールすればだれでも参加可能です。VR機器がなくても参加できるのですが、やはり楽しむにはVRがおすすめです。
どのような内容なのかはここではあまり詳しく語りませんが、検索してみるとその楽しさが理解できると思います。

ここで私が感じたのは、これって節約に生かせるんじゃないのか?ということです。

・着替えなくて良い
VR上でワールド内を散策できるので、外に出ているような感覚になります。
しかし、実際には外には出ず、アバターを身にまとった仮想の存在でVR上に存在しています。
つまり、リアルの恰好を何一つ気にしなくてもいいんです。そうなると外に行くための服が不要ですよね。アバターも有料のものがありますが、服を買うより割安です。金がなければ無料のものを使えばいいし、自分で作ることもできます。洗濯もアイロンも必要ありません。

・交通費がかからない
ネット回線さえあればすぐに会場にいけます。世界中のどこにいてもです。実際に会場には外国の方もたくさんいました。これは出展者側にとっても大きなメリットです。例えばコミックマーケットなどでは地方の人は会場までの交通費、宿泊費などがかかるため、利益を出すのは非常に難しいです。それがバーチャルマーケットでは交通費も宿泊費もさらには出展費用も無料です。
つまり、地域格差が存在せず、平等なんです。これで家賃の安い地方に住むことはハンデではなくなります。

・犯罪が起こりにくい
参加者すべてがバーチャルの存在なので、お金を盗まれることも暴力を振るわれることもありません。唯一言葉の暴力の可能性はありますが、それはPCをミュートにしておけば防ぐことができます。そのため、会場に警備員を置いたりする防犯の費用を最小限に抑えられます。

・病人対策がいらない
リアルの体はバーチャル空間ではなく自宅にいます。ですので自分に合った快適な温度、湿度で参加することができます。暑さで熱中症になったり、寒さで風邪をひいたりすることがありません。もし体調をくずしても、VR機器を外せばそこは自宅です。すぐに病院に行けますよね。
リアルのイベントのように、医療班を置いたり、飲み物を用意したりする必要がありません。

以上のようにイベントをVR空間でやることでかなりの節約になります。現在はまだまだVR機器の普及は足りないのですが、将来的に誰もがVR機器を持つ時代になれば、映画やアイドルのコンサートもVR上で行われ、無駄なお金を使わない時代になるかもしれませんね。

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